今回は「Coloso」にて受講出来るHOOD先生のイラスト講座「人体の繊細な描き込みを活かしたカジュアルイラストと多作ノウハウ」にてレクチャーされた描き方で、実際5枚ほどイラストを描いてみました!
実際に描いてみたことで
・自分にこのやり方が合うのか
・自分の絵の欠点(弱み)はどこか
・どうすれば自分のやり方に取り入れやすいか
がわかりました。
講座を購入しようか迷っている方や、HOOD先生の塗り方/描き方に興味がある方の参考になれば幸いです!
まずはHOOD先生式描き方の流れをざっくり(工程メモ)
講座の内容に触れすぎない程度に解説させていただくと、
「クリスタのレイヤー効果【境界効果:フチ】を利用して、ペン入れをせず描く」です。
※今後この記事では「縁取り」「縁取りレイヤー」と呼称します。
もう少し詳細に書きますと、
- ラフ線画を描く
- パーツ(重なり)ごとに投げなわツールで色塗り
- その状態で8割ほど塗りを完成させる(厚塗り)
- ラフ線画とパーツレイヤーをそれぞれ合成して、縁取り(これが線になる)
- さらに描き込んでラスタライズ、線を調整して終わり
という流れです。
詳細な手順は、HOOD先生の講座で丁寧に解説されています。
まずは5枚を見てくれ。
最初に描いた5枚はこちら。
それぞれ左から1枚目…です。2個生首絵があるのはご了承ください。





ちなみに、4枚目までは愚直に先生のやり方でやってみたもの、5枚目は自分の弱みや「こうした方が効率化できそう」と思った部分を取り入れています。
それぞれ個別に絵を出しつつ、描いているときにどう思ったのかをシェアさせてください。
1枚目:おっええやん!

1枚目は、とりあえずまずやってみっか!的な生首を描きました。
生首だけなので描くのは簡単でした。
実は以前少しだけHOOD先生のやり方を取り入れた時があったんですが、なんとも自分には難しい…と思っていたんですね。
しかし改めて講座をしっかり読み込んでやってみたら「お、意外といけるかも?」と思いました。
この方法で「ええな」と思ったのが以下の2点で
・ペン入れの時間がいらない
・もうレイヤー1個だけという強い気持ちで塗るので思い切りが出る
と、「確かに時短になるな」と納得したんですよね。
2枚目:めっちゃええやん!

2枚目はもうちょっとまともに描こう!としたもの。
とはいいつつ、細かい装飾はほとんど入れてないのでシンプルな絵ではあります。
画像に3時間くらいと書いてあるように、クリスタのファイル情報ではそんなもんでした。
なかなかええ感じに描けたな~というのが感想で、
描いたキャラクター(ツクヨミ)もシンプルな造形なので描いていてラクでしたし、
少しずつこの描き方にも慣れてきたな…という手応えがありました。
3枚目:気になるところ出てきたな…

凸凹オメガバースの二人を描きました。
こういう描き方って複数人だとどうするかな?という実験も含めたものですが、
まあこれは難産でした…。
ポーズに関しても難産だったんですが、それは描き方とは関係ないので割愛。
塗りがなんか上手くいかなくて、色々と泣きそうな気持ちになった記憶が強いです。
特に遼太郎(手前の赤髪のキャラクター)の顔がどうにも納得いかず、少しずつ修正を加えていたんですが…
「もうええか!」と、肌レイヤーの上に新規レイヤーを作成し、ドカンと顔を塗りつぶし。
某国民的キャラクター的に新しい顔を描きました。

これで思ったのが、この描き方だと主線と塗りが同じレイヤーなので、思い切った修正が出来るな、ということでした。
線画をキレイに描いて、細かくレイヤー分けをしていると、こういう大胆な修正ってちょっとダルくなるんですが、
同じレイヤーならいけるやん!と。
特に私は後から「なんかここ変…」と直すケースが多いので、そういう意味では作業効率が上がるなと感じました。
しかし、この絵を描いている時に自分にとっての「HOOD先生の描き方」の欠点が見え始めます。
どんな欠点が見えたのかは、後で「実践してわかった『キツいポイント』まとめ」にてまとめていますので気になる方は先にそちらをどうぞ!
4枚目:あ~やっぱ気になるな…

3枚目を描いている時に自分にとっての欠点が見え始めたものの、愚直に先生の方法を続ける!と決めて描きました。
この時はあわせて別の先生の講座を見ていて、そちらもちょっと反映したものになっています。
これも3枚目くらいから気づいていた部分ですが、形どることの大切さを改めて感じた1枚でした。
ポイントとして後にまとめてます!
5枚目:ちょっと自己流を足してみた!

これは唯一「愚直」ではなく、描いていて自分にとって欠点/難しいと思った部分を自分なりに改良して描いた生首です。
具体的に何したんかっていうと、髪の毛のみ軽くペン入れしました。
というのも、3枚目を描いているときに気づいたというか改めて思ったのは、私は髪の毛を尖らせて描くクセがあるんですね。
だけど縁取りだとそれを表現するのが非常に難しい。
なので、髪の毛レイヤーだけは縁取りを使わず、自分でペン入れして主線を作り、塗りレイヤーと合成させる形にしています。
これが個人的にはええ感じにハマりました。
まあ、主線色などまだまだ改良すべき部分はあるなというところではあるんですが、
少なくとも私にとっては縁取りから修正するよりも速いな、という結論に至りましたね。
実践してわかった「キツいポイント」まとめ
5枚ではありますが、実際にイラストを描いてみて
「ここが自分にとってキツいなと思った」
「ここは気をつけないとあかんなあと思った」
といった点をシェアしていきます。
ラフ線が汚いと後から泣く問題
そもそものラフ線が汚いと、そのまま塗りレイヤーと合成することになるので
後から整えるのが大変なことになります。
私は正直ラフがキレイ(この場合のキレイとは、線が的確で少ないという意味)ではないので、
合成後に直す作業が多くて「もうちょっと線を整理しておけばよかった…」と思うことが多かったです。
ただ、線が重なることで微妙なニュアンスがでたり、自分では出せない色が出ることもあります。
が、濁ることも多いので難しい…。
きっちり形を取らないと後から泣く問題(投げなわの精度)
講座内でもHOOD先生が仰っていたのですが、
この手法のキモは「どんだけ上手く投げなわツールを使えるか」だと思います。
というのも、この投げなわツールで作った図形に対して縁取りされるので、
土台がガッタガタやと線もガッタガタになってしまうわけです。
実際HOOD先生も投げなわツールの習熟について言及されていたので、大事なポイントだと思います。
髪がごんぶとになっちまった問題(毛先と縁取り)
私の描きクセになるんですが、毛先をかなり細くします。
それがHOOD先生のやり方だと、どうしても全体がごんぶと味になります。
後から細い線や毛先を描き足すでも全然問題ない…のですが、
毎回それに時間を取られていると「これ、縁取りしないほうがいいんでは…?」と思っちゃいました。
絵のサイズと縁取りの関係性問題(線幅とサイズ)
3枚目の絵を描いていて思ったんですが、画像のサイズ自体が小さいと、
縁取りレイヤーのピクセルを調整しないと「線が太いかも」と感じるシーンがありました。
※ちなみにポストカードサイズ/350dpiで描いてました
まあこれは当然な話で、同じ「3ピクセル」でも、
それが1000ピクセル四方のキャンバスと2000ピクセル四方のキャンバスにあった場合、どっちが相対的に細く見えるのかってことなんですよね。
これは元々の絵柄で変わってくるところですが、
あまり小さいサイズで絵を描くと上手く活用し辛いかも…と思いました。
(HOOD先生は結構大きめサイズで絵を描かれるので、大きいサイズで描くのが普通だよ!って方なら問題ないかも)
自分流「キツかったポイント」の解決策
「ここがキツかった~!」とは前の項目で書きましたが、
「じゃあどうすればええんや!?」と私が考えたり試してみたことから、
私なりに「こうすればもっと自分のやり方に合うかも」という解決策です。
線の整理はやったほうがいいかも。ペン入れもあり
線のラフな部分が残るというのは味にもなるんですが、場合によっては「直す作業が大変」と感じることも…。
私は線を1本で描く!みたいなことは出来ず、どうしても重ねてしまいます。
特にラフにおいてごちゃついてしまうのは髪の毛で、下地でキレイに色を塗っても
ラフと合成した時に「あっ汚くなっちゃった…直さなきゃ…」なポイントが多かったです。
実際講座内でHOOD先生も「ラフはキレイに仕上げてください」的なことを仰っていますし、
後作業をラクにしたいなら大ラフ→ある程度線を整理したラフ(下描き)くらいには整えたほうがいい気がします。
ラフを削ってもいいし、ペン入れでも。自分のやりやすい方がいいかな…。
髪の毛はペン入れしたほうがよかった
5枚目の絵では髪だけペン入れしたんですが、その方がラクでした!
先述した通り、私は髪の毛周りはラフが汚くなることが多いので、
線の整理とごんぶと問題を同時に解決する方法として選びました。
毛先の尖った部分を後から加筆することもほぼなく、形が取りやすいですね。
他のパーツでも重なりが多くて「ちょっとここはキレイにしておきたいな…」と思うところは別途ペン入れしてしまうのもいいかも、と感じました。
レイヤー自体は合成してしまうので、描いた線が消えてしまうケースもあります。
それはまた後から引き直せばいい話ですが、逆にそこが面倒って方もいるかも…?
私は加筆より引き直す方が労力が少ないと感じたので、このやり方が合ってそうです。
実際にやってみて良かった~!ポイント
ここからは、HOOD先生の描き方を真似してみて「いいな!取り入れたい!」と思った点について。
少なくとも自分は「今後もこのやり方やってもいいなあ」と思える感じでした。
ペン入れなしはラク!
私はマンガも描いている関係上、ペン入れという作業自体はとっても好きです。
が!カラーの絵は主線があまり目立たない方がいいのが流行り?っぽいイメージがあり、
私は結構シャープな主線を入れてしまうので、ちょっと主線が強すぎるな…と思ったこともあるし、
主線をなじませるのも正直得意じゃないし上手くないんですよね。
でも、ラフのままパン!と入れてしまえば主線は自分の調整でなんとでもできそうなので
カラーを描くならありじゃないか!?と思ってます。
もちろん、主線パキ!色パキ!っていう絵も好きですし、今後も描きますが、
自分のスタイルのひとつとして持っておいて損はないなと思えた感じです。
めちゃめちゃ直しやすい~
これは厚塗りという技法だからっていうところも大きいのですが、
直す時に1個のレイヤーだけいじればいいっていうのはめっちゃ私にとって時短です!
ペン入れだけで4つくらいレイヤー作るのも普通なので、それを塗りとまとめてドン!出来るのは本当にラクです。
少し大きさを変えたい時は「ゆがみツール」を使えば難なく可能。
もし「ちょっとここは色を足したいけど…」とか不安な時は新規レイヤーを使って重ねればいいだけですし、
「1レイヤー」に固執しなければ全然問題ないと思います。
ただし縁取りを行ったレイヤーに別のレイヤーを合成するとラスタライズされ、
縁取りが適用されちゃうのでそこは注意!
合成前に縁取りを一旦解除して合成→再度縁取りをするか、ラスタライズするタイミングでの合成がオススメ。
全体を少しずつ仕上げていく方式は「浮き」が減る
こちらも講座内で言及されていたのですが、1つのパーツを仕上げていくのではなく、
ちょっと顔やったら次は身体、次は髪、そいでまた顔…みたいに、
全体をちょっと直したら次のパーツに手をかけていくというスタイルはめっちゃいいなと感じました。
例えば目だけめっちゃ気合入ってるけど、それ以外のクオリティと差があるね…みたいな絵ってあるじゃないですか。
このやり方だと、全体を少しずつ直していくので、「ここだけクオリティ高いな!」といった絵の中の「浮き」が防げます。
そのやり方が悪いとかじゃないんですが、クオリティのバランスを取りやすいんですよね。
逆に浮いているところがなければ、絵の中に多少粗い部分があっても「なんかイイ(粗さがあんまわかんない)」って思えるのも発見でした。
特にSNS中心に短期スパンで投稿を考えている/している方にとっては有用な考え方なんじゃないかなと感じますね。
やってみていい経験になりました!今後も取り入れていくぞ~
今回HOOD先生の描き方を取り入れてやってみましたが、
5枚という少ない枚数とは言えど学びが多かったですし、めっちゃいい経験になりました!
もっと立体を把握/理解することが大切だな…と自分の欠点も見えましたし、
厚塗り久々にやったけど楽しいな~!とワクワクも出来ました。
今後の絵全てこのやり方で…という気はありませんが、
「今日はどんな感じで絵を描こうかな」という時の選択肢の一つ、新たな画材を手に入れたような気持ちです。
今回、描き方の手順を参考にしたHOOD先生の講座はこちらです。
私は今回「絵を書く工程(とブラシ)」を真似しましたが、
手順だけじゃなく、影の入れ方や色選びなどの考え方にも触れられているので、
塗りに迷っている人のヒントにもなると思います。
※講座全体のレビュー(料金感・構成・良かった点の整理)は別記事でまとめる予定です(準備中)
また、こちらも先生の影響ですがタイムラプスをつけるようにしてみました!
今回の絵のタイムラプスは支援サイト(Fantia)「MaRoNicabinet」にて掲載していますので
興味がある方はそちらもご覧ください!

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その他、姉妹サイトではColosoレビューを書いています。
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